40年前のヤマハのトランペット

今日はお茶お水の楽器店で40年程前に製造されたというヤマハのトランペットを吹かせてもらう。

ヤマハは1975年(あるいは1971年?)にトランペットの製造をはじめるが、今日吹かせてもらったのは、その頃初めて製造された初期モデルのトランペットであった。店員の方が言うには、当時、ヤマハは日本における管楽器の製造をはじめるにあたり、相当な決意と勢力をつぎ込んでいた。日本ではまだマイナーだった管楽器をつくるために、トランペットにおいては、アメリカのシルキー社の技術者を招き、そのアドヴァイスのもと、トランペットを製造した。このトランペットは、ヤマハの当時の職人の心意気の感じられる美しいトランペットであった。

このトランペットの特徴は、第1抜き差し管が、レバー形式になっていることであった。現在、大半のトランペットはこの抜き差し管はフックを左手の親指で調整して、「ミ」の音程を調整するが、このトランペットは、その機構がレバーになっていた。

わたしはこうしたトランペットは初めてみたが、昔は多く存在していたらしい。ヤマハのいわばビンテージトランペットと言えるものだが、40年前のトランペットとは思えない美品といえるトランペットであった。

音の抜けもよく、吹きやすいトランペットであり、最新のものが必ずしも良い楽器であるとは言えない、ということのようである。
by kurarc | 2015-04-12 22:57 | trumpet