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島としての武蔵野 浅間山(せんげんやま)公園

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府中の浅間山(せんげんやま)公園を訪ねた。(上写真:浅間山へ登る小径)以前、自転車の散歩がたら訪ねたことはあったが、山の中までは入らなかった。今年の初めのブログでも書いたが、ここには「ムサシノキスゲ」という固有種があり、毎年5月の連休の頃から開花するという。今日は下見もかねて出かけた。

浅間山は遠景から見ると、緑で囲まれた古墳のような丘である。この地形は、多摩川が形成される過
程でできたものだという。このあたりは川の水で浸食され土地は平坦だが、ここだけは浸食されず、いわば「島」のように取り残された。「残丘」、あるいは「孤立丘」と言われ、かつての武蔵野が形成される前の地形が残されている。(しかし、現在は植生等、武蔵野に近い)多摩川の対岸、現在川崎市に属する多摩丘陵と同じ起源ということらしい。つまり、東京の中の多摩丘陵とも言える土地である。

そして、不思議にもこの土地だけにムサシノキスゲが咲く。標高(およそ80m)としては現在わたしの住む三鷹と大差はない。数百年、数千年前は三鷹の周辺でももしかしたら咲いていたかもしれないキスゲがここだけ残ったということらしい。

それはなぜなのか?これは勝手な予測でしかないが、丘としての地形に関係するのではないか?この土地だけ丘状にそびえ立つことによって、この土地ならではの微気候のようなものが温存され、ムサシノキスゲにとって絶好の環境が偶然にも形成されたのかもしれない。あるいはこの土地ならではの地質によるのかもしれないが、その謎は後日調べてみたい。

ムサシノキスゲは、まだ一輪、二輪みかけた程度であったが、連休中から5月中旬にかけて見頃になるという。再度足を運びたいと思っている。(カメラのモードの選択を誤り、ろくな写真が撮影できなかったので、ムサシノキスゲはまた次回のブログで掲載しようと思う)

*ムサシノキスゲがここにだけ咲くという理由の一つに、この近辺に居住した渡来人が持ち込んだという説があるという。真偽の程は定かではないが。
by kurarc | 2015-04-26 16:17 | 武蔵野-Musashino