エリス・レジーナ『Elis,essa muliher』再び

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エリス・レジーナの『Elis,essa muliher』というCDは、わたしのお気に入りのCDである。このブログでもすでに2度取り上げている。特に、タイトルの”Essa Muliher”という曲のポルトガル語の歌詞については、簡単に分析した内容のブログ(2012/03/28)を以前に書いた。初夏のこの季節に聴くのにもちょうどよい。

エリスの声を聴いていると、トランペットで言えば、「よく鳴っている」状態の声であることがわかる。力はぬけているが、その声がよく響いている。こういう発生の声を聴いていると非情に心地よい。

たとえばオペラ歌手であっても、無理をして高音を出しているような声より、自然に発声している声の方が優れていると思うようになった。トランペットをやるようになって特に変化したところである。

トランペットは力んで音を出そうとすると、よい音はでない。自然に大きな呼吸をしているような状態で、そのままマウスピースにその息を流しこむようにしないと、唇も疲れてすぐにバテてしまう。

エリスの声はトランペットをやるものにとっても刺激的である。彼女の声のようにトランペットの音を出すことができればよいとわかるからである。

*初めて気づいたのだが、”Essa Muliher”という曲は、エリスの息を吸うところの音からはじまる。
by kurarc | 2015-05-21 20:52 | music