ポーランド語の学習へ

ポーランド語を学ぶことにした。先日訪ねたポーランド大使館のおおらかな雰囲気も非常に気に入ったこと、そして、ポーランドの映画、音楽が好きであることが大きい。今後は建築や芸術、デザインといった分野に興味を広げていければと思っている。

以前にも書いたが、わたしは30歳の頃、勤めていた設計事務所の昼休みを利用してポーランド語を勉強していたことがある。しかし、長くは続かなかった。(その後、ポルトガル語を学習することになる)最近わかったが、当時わたしが使っていたポーランド語の学習書は名著であり、いまや古本でありながらも高額で販売されている。

大学院でドイツ人の建築家(ブルーノ・タウト)を研究したこともあり、20代後半はドイツ語を勉強したが、あまり成果があがらず、それに近い言語としてポーランド語を選んだ。だが、その当時は現在のようにポーランドに対して特に興味をもっていた分野がなく、とにかく、大国でない小さい国を選びたかった、と言う理由に過ぎなかった。また、大学院で取り上げた建築家はドイツ人と言われながらも、その生まれは現在のポーランド北部(カリーニングラード(ケーニヒスベルク))であり、彼はリトアニアの建築から影響を受けていたことは研究していたからわかっていた。そうした経緯からポーランド語を選択したこともある。

現在は、はっきりとした興味があるから、24年前に学んだときより少しは成長がみこまれるのではないか。先生は、東京外国語大学の学生の方(ポーランド人)にお願いしようと思っている。それにしても、若い頃にやっていたことに帰る、ということなのだろうか?

by kurarc | 2015-06-10 21:12 | Poland