クラウス・オガーマンとビル・エヴァンス

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久しぶりにジョアン・ジルベルトの『AMOROSO』を聴く。この中では特に「ESTATE」のアレンジが好きだが、アレンジを担当したクラウス・オガーマンがポーランドの南、ラチブシェという街の出身であることを知った。(生まれた当時、ドイツ領)ドイツ人だとずっと思っていたが、本来はポーランド人といってよい人であった。

このCDより10年以上前、ビル・エヴァンスと組んだ『BILL EVANS TRIO WITH SYMPHONY ORCHESTRA』というCDもなかなかの出来である。グラナドス、バッハ、スクリャービン、ショパンなどクラシックの曲がビル・エヴァンスの感性が活かされ、変容している。

曲はそれだけではなく、ビルの名曲「TIME REMENBERED」なども含まれている。ジョン・マクラフリンのCDのタイトルにも使われたこの曲は、このCDの中で重要な位置を占めている。ジョアン・ジルベルトのCDの中で響く透明なストリングスは、まだこのCDには現れてこないが、その過程の段階の音が聴けるという意味では貴重な音源かもしれない。
by kurarc | 2015-06-24 08:56 | music