リスボンからプラハ、ワルシャワ、モスクワへの視線
以前ヨーロッパの軸線について書いたことがある。O先生からお聞きしたことである。モスクワからリスボンへの軸線を考えると、ヨーロッパの中心はプラハになるということ。
どうも、わたしの興味の軸線、方向性はリスボンからこの軸線、つまり、モスクワ方面へと方向転換を始めたということのようだ。プラハの延長線上には現在もっとも興味のある国、ポーランドがあり、クラクフやワルシャワという都市が、その軸線上におよそのってくる。
ラテン世界に向いていた興味は、今度はその逆方向のスラブ世界へと舵を切り返すことになりそうである。だからといって、ラテン世界を忘れるということではもちろんない。両方の世界を往復しながら、自らの懐の深さを広げていくということである。
当面、沼野充義氏の著書などが、その方向転換した頭の中身を満たしてくれそうな気がしている。
*考えられるもう一つの軸線は、プラハからイスタンブールへの軸線である。
by kurarc | 2015-07-05 22:58 | Poland(ポーランド)