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吹奏楽 息を吐き出す快楽

月におよそ2回、地元の母校である小学校に行き、吹奏楽を楽しむようになった。トランペットを吹いているが、「息を吐き出す」ということはある種の快楽であることに気がついた。

たとえば、歌を歌うこともその一つであろう。トランペットが少し上達し始めると、トランペットを吹いているときに身体から汗がこみ上げてくるようになった。上達する前は、呼吸が浅かったせいもあると思うが、汗をあまりかかなかった。今では、特に上半身に汗がこみ上げて来るようになり、演奏後、その汗と息(呼吸)の反復で、頭が覚醒した状態になる。

デスクワークの仕事の方は、吹奏楽はお薦めである。楽器はすべて身体を使うから、何をやってもよいが、以前ギターを弾いていた時には大きな呼吸を意識的にやるようなことはなかったので、汗がこみ上げて来るような経験は記憶にない。吹奏楽はやはり特別かもしれない。

こうした訓練をしながら、他の奏者の方々との合奏を楽しむ訳だが、様々な音が耳の中に飛び込んでくることも、一種の快楽といえる。他の楽器に注意を払い、自分の音にも耳を澄ます。自分の音がよく聴こえてくるまでには時間がかかりそうだが、これは団体でやるスポーツ競技にも似ている。自分の演奏と他の楽器の演奏との調和を目指し、神経を集中させる訳である。

こうした経験はここ1、2年のことだが、何か言葉では表現できない不思議な感覚である。ベンヤミンの言葉を借りれば、「集団の夢」のような状態を味わっているのかもしれない。
by kurarc | 2015-09-26 17:23 | trumpet