米の研ぎはじめ

米をあまり食べる方ではないが、食べるときにはおいしくいただきたいものである。たまたまテレビで米農家の方がおいしい米の研ぎ方(研ぎはじめの方法)を行っていて、その研ぎ方に驚いた。

それは、水を最初にボールに入れておいて、その中に米を入れて研ぎ始める、というもの。米は最初に水に接したときにその水を吸収してしまうので、従来の米の中に水を入れる、という研ぎ方では、余分な雑味のある水を吸ってしまうから、米の味が落ちるというのである。(最初は入れてからすぐに一回水を捨てることが好ましい、ということになる。あるいは、最初、水を吸わせることだけをやる、ということの方がよいならば、研ぐという行為は2回目からにした方がよい、ということになろうか?そのあたりまでは詳しく説明していなかった。)

やることはほとんど変わらないのに、こうしたことで味が変わる、というのはやはり習慣に頼るのではなく、その本質を見極めることの重要性に気づかせてくれる。

日本人の米へのこだわりには、本当に驚く。なぜ、これほど米が好きになったのだろうか?

*ネットで検索すると、最初に接する水も水道水ではなく、ミネラルウォーターを使用するとよい、などと書かれている。ここまでくると、異常というか過剰であろう。

by kurarc | 2015-10-17 13:38