映画『想い出のマルセイユ』 イヴ・モンタンの輝き

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ジャック・ドゥミの最後の映画、『想い出のマルセイユ』をみる。

驚いたことに、あのイヴ・モンタンの自伝的ミュージカル映画である。そのストーリもモンタンの生涯をかなり忠実に再現しているように感じられたが、細部については定かではない。

モンタンが、イタリアからフランスのマルセイユに住まうことになったのは、社会主義者だった父がムッソリーニを嫌い、マルセイユに逃れたことによるという。モンタンは、マルセイユの貧民街で音楽と出会う。(『頭にいっぱい太陽を』イヴ・モンタン著、講談社)

その中でも、彼に影響を与えたのは、ジプシーたちの音楽、歌であったという。その後、彼はパリでエディット・ピアフと暮らすようになる。そうしたストーリーを含ませたミュージカル映画がこの『想い出のマルセイユ』である。

この映画はモンタンの最晩年の映画。しかし、その輝きは信じられないくらいだ。恋多き男の輝きなのだろうか。それとも、子供のときの苦労を乗り切ってスターに上り詰めた男の自信からなのだろうか。
by kurarc | 2015-11-04 00:11 | cinema