針治療と筋肉

久しぶりに腰を痛めてしまった。腰の痛みで治療院にかかるのは12、3年ぶりくらいである。今度はかなり深刻な痛みであった。

右の脚の付け根のあたりから臀部が硬直してきて、パンパンに張ってきた。それにともない痛みが生じ、腰が自由に曲がらないのである。まずはマッサージにいったが、痛みの原因は把握できたものの、解決しない。翌日、針治療も行う治療院に行き、この場合は、針治療が適切との指導を受けたため、生まれて初めて鍼をうってもらう。それだけでなく、硬直した筋肉に低周波の電流を流し、筋肉を強制的に動かすパルス鍼というものと併用した。

こうした経験で、筋肉が「ポンプ」の役割をする、とよくテレビの健康番組で紹介されるが、そのことが初めて実感できた。電流を流すと、筋肉は周期的に運動しはじめる。その部分の滞った血流がその運動によって改善し(つまり、停止していたポンプが動きはじめた訳である)、針治療が終わる頃には、今までこわばっていたお尻のあたりの硬直が改善された。昔、中学生の頃だろうか、カエルに電流を流す実験をやった記憶があるが、まさにそのような状態に置かれた訳である。筋肉とは、心臓外心臓のような器官と言えるのかもしれない。

今日は、まだ痛みは少しあるものの、歩いても全く違和感はなくなったため、ウォーキングで身体をほぐして、血流を維持することに勤めた。腰の状態は現在かなりよい。

わたしくらいの歳になると、病気にならないで健康な状態に甘んじていると働きすぎて、怪我や身体を故障させてしまうことが多い。そうならないように、バランスのとれた働き方、日常を送らなければならないということになる。そうしたバランスを維持すること、維持できることが、「大人になる」ということなのかもしれない。
by kurarc | 2015-11-21 18:14 | nature