désertとdessert 沙漠とデザート

先日のフランス語のレッスンで、子音の発音の学習をしたのだが、S先生が「S」の発音の事例として、ブログのタイトルに書いた、「désert」と「dessert」 の発音の違いを説明してくれた。

英語でも予想がつくと思うが、「沙漠」と「デザート」という意味のフランス語である。フランス語では母音と母音の間にはさまれた「S」は「ズ」という発音になる。これはポルトガル語も同じである。また、フランス語では「SS」とSが二つ続くと「ス」の音になる。

S先生が首を傾げたのは、日本語になっている「デザート」という音である。この音は、フランス語では「沙漠」の意味の単語の音に近い。フランス語でデザートは「デサールあるいはデッサール」という感じで、「ザ」という音は入らない。少なくとも、「デサート」なら納得したのだろうが、なぜ「ザ」と濁った音になったのか疑問だ、というのである。

わたしもこの疑問に明快な回答を用意することはできなかったが、英語の影響か、「デ」のあとでは「ザ」と濁るのが日本語の音の感覚なのでは?といったような曖昧な回答しかできなかった。先生の言い分を深読みすれば、英語の「dessert」 もフランス語が起源なのだから、音もフランス式にすべきでは、と言いたかったのかもしれない。

少し話はそれるが、外国の人は日本人のカタカナ語についても不思議なのだという。なぜ、日本語にしないのか、とか、カタカナ語(主に外来語)とカタカナ語にしない語をどのように区別するのか?といった疑問をいだくらしい。「シェアします」とか「ブログ」、「アプリ」など取りあげると切りがない。わたしも結構カタカナ語を使ってしまう方であるが、このことについても論理的に説明できる人はいるのだろうか?明治期に外国語を一生懸命に日本語に翻訳した偉人たちの努力は途絶えてしまった、ということなのか?

*現在、カタカナ語として流通している単語を漢字で(あるいは、ひらがなで)表現するようなゲームを考えるとおもしろいかもしれない。小学生などに考えさせると、想像もつかない漢字を使用してきそうで興味深い。
by kurarc | 2015-11-22 21:36 | France