人気ブログランキング |

アルトゥーロ・サンドヴァルのトランペット教則本

b0074416_21532989.jpg

キューバ出身(後にアメリカに亡命)のトランペット奏者アルトゥーロ・サンドヴァルが、初級者から上級者まで対応した全3冊のトランペット教則本を出している。『PLAYING TECHNIQUES & PERFORMANCE STUDIES FOR TRUMPET』(上)という教本である。

サンドヴァルは、ジャズトランペット奏者として知られているが、どのような音楽もこなすマルチプレイヤーである。この教本は、世界でも5本の指に入るといってもよいくらいのトランペット奏者が、われわれのような初学者のために、非常にやさしい曲から高度な曲(アーバンの教則本の曲も含まれる)まで、丁寧に演奏してくれているCDが付属している。

このCDを聴くだけでも十分価値があるが、通常のCDを購入するのと同程度の金額で、教本が購入できるのがうれしい。この教本をながめながら、彼の吹くトランペットを聴くだけで、リズム感が養えるのである。

わたしの場合、楽器を習得するときには、まず1年間くらい楽器を練習せずに聴いているだけという時間がある。その後、少しずつ練習をして、2年が過ぎ、3年目くらいからある程度演奏ができるようになっている。ギターの場合も1年間、NHKの『ギターをひこう』という番組をただ見て聴いているだけであった。その後、2年目からすぐにギターを弾けるようになっていたから不思議である。

子供が生まれてから言葉を話し始めるのにおよそ1年くらいかかると思うが、楽器も言葉の習得と同じ感じだろうか。だから、逆に言えば、1年、2年という年月は大切だ、と言える。そのくらいの時間を何かに集中すれば、できないことはない、と思うべきなのだ。
by kurarc | 2015-12-22 21:48 | trumpet