notebook

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手帖をそろえる季節になった。パソコンがこれだけ普及しても、手帖の需要は衰えないという。それに、iPadもついに手書き入力が可能となる機種が出そろった。「手」のもつ力はいつのまにか復権しつつあるかのようだ。

大学の授業を受けたときにノートをとるということは日々行っていたが、社会人になってからは職業柄スケッチをするということはあるが、自分のノートをしっかりとつけるという努力を怠っている。

リスボンに暮らしていた頃、ルジーアダ大学での講義、また、国立リスボン大学建築学部での講義のノート(上写真)や、リスボン時代の旅行の記録、レストランへ行った記録、観た映画の記録その他様々な記録を一冊の丸善製ノートに収めた。このノートはわたしの宝物の一つだが、今見ると、日々の暮らしを大切にしていたということが実感できるノートである。こうしたノートが、日本での生活の中からも生まれでてくるようにならなければと思う。

ポルトガルから帰国して、すぐ、立教大学の中南米音楽の講座(濱田滋郎先生)を受講したが、その講義ノート(下写真、こちらも丸善製ノートを使用)も今みるとすばらしい内容である。講義は日本語だが、黒板に記述された言語はすべてスペイン語かポルトガル語であり、濱田先生の教養の深さをうかがい知ることができる。このノートもわたしの宝物である。

年の終わりにこのようなことを書いたのは、来年から特にノート(notebook)についてこだわりたいという思いからである。自分の興味のある分野について各々ノートをつくりたいと思っているが、様々な分野をどのように整理するのか、どのようなノートづくりの可能性があるか、年末年始に考えてみたいと思っている。
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*最上段のノート右上には、リスボンでお世話になったオラシオ・ボニファシウ先生がわたしのノートに参考文献を記してくれた痕跡が残っている。『PARA ALEM DA BAIXA』という書物(
Eにアクセント記号がつく)。ポンバリーナ建築に関する書物である。この書物は英文のもの、ポルトガル語のもの両方購入し、現在手元にある。ノートの内容は国立リスボン大学建築学部でのもので、ヨーロッパ建築史の内容。バロックの都市の部分。

*上中間はリスボンで見たエリック・ロメールの映画の絵葉書が貼付けられている。先日このブログで紹介した『秋物語(日本では「恋の秋」のタイトルで紹介された)』。

*上の下段は、リスボンからパリに旅した時に宿泊したホテルのレシートがノートに貼付けてある。サンジェルマンのHOTEL LENOXに宿泊したことがわかる。今度パリに行くことがあれば、また利用したい。→グーグルマップで調べてみると、廃業していた。残念である。
by kurarc | 2015-12-27 10:14 | archi-works