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TIN TIN 「タンタン」と「テンテン」

フランス語圏のマンガ、バンド・デシネの中でも特に有名なのは、『タンタンの冒険』だろう。作者であるエルジュはベルギー人である。フランス語の先生にバンド・デシネについて質問すると、このバンド・デシネはフランスのものというよりベルギーのもの、ベルギーの文化という認識が強いと言っていた。

ここで取り上げたいのは「タンタン」のスペル「TIN TIN」である。これをフランス語読みすると、「テンテン」の方が断然近い。日本語に訳すときにどうして「タンタン」になったのか定かではないが、「テンテン」だったならば、日本人には相手にされなかったかもしれない。「タンタン」の方が日本語として「かわいい」音だからである。

フランス語の「・・・IN」や「・・・AIN」などは「エ」の音に近い発音になる。よって、フランス語で「パン」は「PAIN」と書くが、発音は、「ペン」に近い。フランス映画の終わりに必ずあらわれる「FIN」も「フィン」ではなく、「フェン」の音に近い。

フランス語の教本には、よくフランス語はローマ字読みのものが多いと書かれているが、それはポルトガル語の教本であれば合点がいく。フランス語は、わたしの感覚ではポルトガル語に比べると全くローマ字読みとは言えないと思う。しかし、慣れてくると、意味がわからなくとも発音できるようになる。アルファベットの配列(音の配列)が論理性をもって並んでいるからである。
by kurarc | 2016-01-28 23:23 | France