シベリウス 交響詩「フィンランディア」

b0074416_2257451.jpg

武蔵野市吉祥寺図書館から、シベリウス管弦楽曲集のCDを借りてくる。演奏はウィーンフィル、B.B.C交響楽団、指揮はサー・マルコム・サージェントである。

属している吹奏楽団で交響詩「フィンランディア」(編曲 宮川成治)他を3月に母校の小学校で演奏するため、そのオリジナル曲を味わうため借りてきた。「フィンランディア」というと、われわれのような建築を生業とするものがまず思い浮かべるのは、シベリウスではなく、ヘルシンキにアルヴァ・アアルトが設計した「フィンランディア・ホール」の方である。(アアルトのホールは、音響的に音がこもるという問題があり、評判はよくない。)

交響詩「フィンランディア」は、技巧を駆使するような曲ではなく、フィンランドが帝政ロシアの圧政に苦しむその情景と独立への希望を直截に表現しようとした力強い曲という印象である。

吹奏楽をやりはじめたこともあり、金管楽器の音がよく聴き取れるようになった。特に、トランペットがわたしのパートだから、トランペットの音に注視しながらこの曲を味わう。この曲では、トランペットのタンギングが何度も繰り返される。ロシアの重圧を表現した前半の暗く、重い響きから、後半には希望の行進曲的表現とへと移行する変化を演奏で表現しなければならない、とういことになろうか?

トランペットのパートで繰り返されるタンギングは、何を表現しているのだろう。わたしの考えでは、重圧から立ち上がり、歩き、行進しようとする動きのように思えるが、定かではない。9分足らずの曲だが、オリジナル曲を巧みに踏襲し編曲した宮川氏のアレンジは、吹奏楽の基本曲となるだろう。
by kurarc | 2016-02-15 20:47