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歌劇『サムソンとデリラ』 あなたの声に私の心は開く

「G線上のアリア」や「ヴォカリーズ」の演奏がある程度マスターできてきたこともあり、次の曲として、カミーユ・サン=サーンス作曲の歌劇『サムソンとデリラ』から「あなたの声に私の心は開く」を練習することにした。この曲を選択したのは、楽譜が手元にあったということと、10年ほど前、フィリッパ・ジョルダーノのCDの中にこの曲が含まれていて、よく聴いていたからである。吹奏楽団での練習曲はゆったりとしたテンポのものが少ないので、こうしたゆっくりとした曲を練習したくなるということもある。

旧約聖書「士師記」第13章から第16章のサムソンの物語に基づく歌劇だというが、わたしはまだこの歌劇を観覧したことは一度もない。聖書の中で、サムソンはデリラの裏切りに会い、眼をえぐられ、奴隷のように働くはめになる物語であるという。その後、サムソンは力を取り戻し、ペリシテ人を道連れに死をむかえるという激しい物語である。この美しい曲からは全く想像がつかないが、デリラのサムソンへの愛(誘惑の愛)を歌ったこの曲は名曲で、トランペットの練習にも都合が良い。最高音が「ソ」であり、最低音が「シ」。低音から高音まで幅の広い音域を練習する練習曲として好都合なのである。

考えてみたら、このサン=サーンスもフランス人である。当分の間、フランスとの付き合いが続きそうである。
by kurarc | 2016-02-21 20:16 | trumpet