「フランス人は10着しか服を持たない」か?

b0074416_22212537.jpg

『フランス人は10着しか服を持たない』という本が昨年あたりからベストセラーになっているという。どのような本であるのか、まだ読んでいないのでわからないが、シックに生活するための知恵がつまったような本であるらしい。

わたしのフランス語の先生に、「『フランス人は10着しか服を持たない』という本が日本でベストセラーになっていますが、このことは本当ですか?」と訪ねてみた。

先生の回答はおよそ以下の通り。

「こういうことは本当ではない。わたしの母は服をたくさん持っています。しかし、クローゼットの中がちらかっているのはわたしも好きではありません。もう着ないような服は誰かにあげてしまうことも多い。それにしても、これは量の問題ではない。多くの服をもっていても、それに見合うクローゼットがあり、片付いていればなんら問題はないのでは。つまり、室内と「もの」が調和していることが一番大切だと思う。」

わたしはこの回答にいたく感心してしまった。もの(空間)ともの(物、事物)との関係が調和していることが重要なのだ、という考え方は非常に建築的な回答である。

残念ながらわたしの部屋はその調和をもっていない。本や資料であふれかえってしまっている。本の量がこの半分になればなんら問題はないのであるが。わたしはこの本を読んだ方がよいのかもしれない。
by kurarc | 2016-04-15 22:17 | books