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女子バレー

女子バレーがおもしろい。毎日のように熱戦が繰り広げられている。男子バレーでなく、なぜ女子バレーがおもしろいのか。それは、男子バレーは、競技の速度が速すぎて、勝負の勝ち負けがあっさり決まってしまうのに対して、女子の方は、もう少し穏やかで、粘り強い勝負を観戦できることによる。

フランス語にはボールを表す言葉が二つあると言う。一つは、ゴルフボールのように空気を含まないボール、これをballe(バル)というのに対して、サッカーボールのように空気で膨らませるボールはballon(バロン)という。(『ROVAのフレンチカルチャーA to Z』小柳帝著より)

バレーボールは、このバロンの競技と言え、ボールを地上に落としてはいけない競技であり、いわば、ボールを風船のように空中に保持することが求められる。その緊張感が面白いのであり、空気を入れて膨らませるボールの特性を活かし、表現したスポーツ競技といってよい。バレーボール以外にこうした特性を活かした競技といって思い出す(ラグビーも近い)のは、バトミントンくらいであるが、バトミントンはバロンを使用してはいない。

球技とは、バル、またはバロンをどのように運動させ、それに勝ち負けの仕方を決め、人とバル(またはバロン)との関わり方を決めて成立させた競技である。よって、無限の組み合わせが考えられそうだが、現在のような競技のパターンに収束してきたのは、なぜなのだろう?もしかしたら、バレーボールをみていて面白いと思う、真にそのような思い自体が競技を生かしているというただそれだけのことなのかもしれない。そう思うと、スポーツ選手というのは、自分のためだけでなく、そのスポーツの未来のために戦っていると言えるのかもしれない。
by kurarc | 2016-05-19 21:46