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fragment2016/06/15 同潤会と木造建築

*関東大震災以後、大正13年5月に内務省によって設立された財団法人同潤会の出発点は、木造建築であったということ。

*木造仮住宅(現在の仮設住宅といってよい)、あるいは、同潤会賃貸普通住宅と呼ばれる木造建築が最初期の仕事。

*われわれが同潤会といったときにイメージする鉄筋コンクリート造のアパートメントハウスとは、上記の木造住宅以後、第3期目の事業。供給の対象は、中流階層向け。

*同潤会最後の事業も、木造住宅となる。それは、職工向け(軍需産業従事者)の木造分譲住宅。昭和9年から15年8月まで1100戸以上が建設される。

*同潤会の政策には一貫性はない。アパートメントハウス建設時には、周辺との関係性やコミュニティが重要視され、最後の木造に至り、「独立住宅主義」へと路線が変更された。

*同潤会の最初期の木造と最後期の木造建築の平面計画ほか、差異について考えてみる。

        マルク・プルディエ著 『同潤会アパート原景 日本建築史における役割』より
by kurarc | 2016-06-15 10:46 | fragment