fragment2016/06/19 アンジェイ・ヤキモフスキの世界

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*EU Film Days 2016にて、ポーランド映画監督、「アンジェイ・ヤキモフスキの世界」と題した講演会を聴講。(ヤキモフスキによる講演会)

*映画『地下水道』(ワイダ)と『エロイカ』(ムンク)の比較。『エロイカ』はポーランドのような小国でしかつくることができない映画。悲劇と喜劇(悲喜劇)の共存。人間をムンクの映画のようにみる見方に共感。

*影響を受けた映画① ヒッチコック『鳥』は、母親と息子、そして息子の元恋人、現在の恋人らの関係性の心理映画。その心理の表現、「女性の嫉妬心」を「鳥」によって表現。

*影響を受けた映画② 『砂の女』 「砂」によって心理を表現
『目をほそめてみろ』(ヤキモフスキ)の「火」の使用に影響。

*『トリック』(ヤキモフスキ)では、目に見えない力、この映画では「重力」が重要な要素の一つに使われる。

*『イマジン』では、視覚障害者を登場させながら、より「目に見えないものをみること」についての表現を深めていく。ものをみるのには、「目は必要ではない。肝心なのは想像力(イマジン)であること」を表現。想像することの勇気を表現する。

*ヤキモフスキ監督は、『イマジン』を製作する15年ほど前(わたしがリスボンに滞在していた頃と重なる)、舞台となったリスボンのカフェを訪れる。このときに、目に見えないものを表現することのインスピレーションを得る。
by kurarc | 2016-06-19 22:39 | fragment