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「とってもジュテーム」の真意

日本人が最もなじんでいるフランス語は何だろうか?最近では、お菓子やフランス料理の影響でいろいろなフランス語が流通しているが、「ジュテーム Je t'aime.」すなわち、「愛しています。」という言葉は誰でも知っている言葉の一つであろう。

しかし、この言葉には注意が必要だそうだ。もし、「Je t'aime beaucoup.」(ジュテーム ボク)と言われたらフランス語を知らない日本人はどのように感じるだろうか?直訳すれば、「とても愛している」であるが、フランスでは、「ただの友だち」的好意を意味するのだと言う。恋人関係になる気はないとの警告なのだとか。(『「とってもジュテーム」にご用心』、飛幡祐規著、晶文社より)

フランス語では、過剰な修飾、強調には注意が必要らしい。また、簡素な言い回しでもその真意となると定かではないのだそうだ。「彼(彼女)はやさしい。」と言った場合、日本語では誉め言葉の内にはいると思うが、フランス語では、女性が「彼、ほんとうにやさしいわ」と評したら、やさしいだけで恋人には物足りないというニュアンスのことが多いのだそうだ。

フランスでは純真さはもてはやされない。どうもひねくれた文化らしい。こうしたことがわかってくると、言葉を学ぶことが一段と興味深くなる反面、同時に、注意深く学ばねばならないことがわかる。



by kurarc | 2016-09-21 23:12 | France