日常の中のデザイン13 マッチ箱

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今月の初め、神戸に行ったときに「MON」というトンカツ屋(洋食屋)に入った。トンカツ好きは父親譲りで、わたしの大好物の一つである。

「MON」のトンカツは、ヒレカツであり、カキフライほどの大きさのカツが6、7ヶに、茹でキャベツ、味付けされたモヤシが付け合わせであり、みそ汁はワカメの具であった。関東であれば、千切りキャベツやシジミのみそ汁が定番だが、それではなかったので新鮮であった。

カウンターに座り、右手の棚に可愛らしいマッチ箱(上)が目に入ったので、頂戴する。わたしが子供の頃は、料理屋や喫茶店などには必ずマッチ箱がレジに置いてあったが、最近は禁煙が進んだこともあり、常備している店は珍しくなった。

久しぶりにマッチ箱を見たが、その端正なデザイン画が気に入った。(特に、トランペットらしき楽器を吹く男性が描かれているのがよい)

マッチというと思い出すのが、ポルトガルで下宿した女主人のマッチの使い方である。彼女は、マッチをガスを点火するときに使うが、その燃えかすのマッチ棒は捨てない。その燃えかすとしてのマッチ棒を今度は、燃えたコンロに近づけ、火をつけてガス給湯器の口火を点火するために使用した後、やっと処分するのである。日本人も昔はこのくらいの習慣はあたり前だったかもしれないが、今では考えも及ばない習慣だろう。

by kurarc | 2016-10-22 20:49 | design