TOTO バリアフリーブック

福祉施設を設計することになり、様々な資料を集め始めた。特に水廻り、トイレ廻りは重要なので、TOTOショールームへ出かけ、下勉強する。TOTOショールームでは、主に一般的なものしか見ることができないとのこと。専門的な器具類はテクニカルセンターの方でないと置いていないということだが、念のため立ち寄ってみる。

行くと、確かに小さなコーナーにいくつかの便器類が置いてあるだけで、あまり参考にはならなかったが、そのコーナーに置いてあるバリアフリーブックに目がとまり、受付で頂戴する。

このバリアフリーブック(住まい編とパブリック編がある)は秀逸で、その内容の明解な編集の仕方に驚いた。これで、ほぼ身障者や高齢者の水廻りを設計する場合に気をつけなければならないことが網羅されている。オストメイト(人工肛門、人口ぼうこう保有者)のこともわたしは全く知らず、このバリアフリーブックで学ぶことができた。

寸法や器具の確認、車いすの方の回転するのに必要な有効寸法など、電動車いすと手動のもので大きな差があることも知る。基本的な法についてもまとめられていて、至れり尽くせりのガイドブックである。

カタログというものは、概して厚みが厚いだけで役に立たないものが多いのが常であるが、このバリアフリーブックは小冊子程度の分量で、コンパクトに編集されていることもよい。カタログ類もこのバリアフリーブックのような洗練されたものに集約していくと良いのだが。
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by kurarc | 2016-12-04 20:37 | books