樹木の地図

今日は朝食の後、いつもの井の頭公園周辺を散歩した。ナザレ修道院が玉川上水沿いにあるが、ここは、わたしが小学生の頃、「ドングリ林」と名付けていて、カブトムシやクワガタ、蝉などを採集した林であった。その2/3は修道院になってしまったが、1/3は裏庭として一般に開放されている。

小学生の頃と比べると、樹木は間引きされ、きれいになり、林は鬱蒼とした雰囲気はなくなったが、この中のクヌギをはじめとする樹木は、わたしが子供の頃から生き続けている樹木である。

この中のどの木でカブトムシだのクワガタだのを採集したのか、今となっては思い出せない。子供の頃に、この林の木一本一本を地図にして、記録しておけば、どの木が残っていったのかわかるはずであるが、今となってはそれは望めない。

何気なく残る木々を眺めていると、子供の頃からわたしを見守ってくれている、と感じるときがある。木と会話ができたならいろいろな想い出話ができるだろうに、と思うのである。そう考えると木々が愛おしくなってくる。

身の回りの木々を一つ一つ地図にして、プロットしていくこと、それは大自然の中では不可能だが、都市の中の限られた自然の中では可能なことなのである。木々をもっとよく観察しなければと思うこの頃である。

by kurarc | 2016-12-24 21:07 | nature