引越しの準備

事務所を移転することになった。鎌倉から地元三鷹に戻り、およそ4年が過ぎた。手狭であったこともあり、ずっとどこかよい場所はないかと昨年から探していたのだが、ちょうど、ジブリ美術館の近くに最適の物件が見つかり、引っ越すことになった。

ここは、実家から歩いて5分程度の場所であり、母校である小学校のすぐ近くでもある。子供の頃からなじみのある場所で、近くに幼なじみも数多く住んでいる。さらに、ジブリ美術館をはじめ、井の頭公園西園に面するような立地であり、公園の中を歩きながら吉祥寺へ行ける。わたしの最も好きな場所が目の前にあるのでありがたい。

窓は主に西向きだが、わたしは全く気にしない。むしろ一日の終わりに夕陽(西日でなく)を楽しむこととしたい。アントニオーニの映画の台詞の中に、「人は夕陽を眺めることを忘れる」といったフレーズが出てくるが、わたしも東京に住んでいるといつの間にかそうなってしまっていた。湘南の夕陽には及ばないが、窓の向こうには高層建築がないので、かなり長い間、夕陽を楽しむことができる。

それにしても、引越しはいつになっても嫌なものである。スーツケース一つで引っ越すことができたらどれだけ楽だろうと思うが、そういう訳にはいかない。引越しのとき苦労するのは、本の整理もそうだが、むしろ細々したものである。そうしたものは、部屋の中にバラバラに置かれているから、それらをまとめなければならない。これがなければ、実は引越しはそんなに大変なことではない。そうした細々したもののなかに大切なものが多いから、粗末に扱うこともできない。

あと1週間で引越しである。新しい事務所に移るための通過儀礼だから、我慢するしかない。



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by kurarc | 2017-01-31 22:47