事務所 打ち合わせ用テーブル脚のデザイン
事務所の打ち合わせ用テーブルの脚をデザインした。デザインというほど大袈裟なものではないが、よく現場で職人さんが作業台として利用している二枚の板(現場では12ミリ厚のラワン合板など。ここではMDF 厚9ミリ)を中心で差し込み、脚としているやり方を踏襲したものである。天板のたわみを抑えるために貫(1×3材)でつなぎ(貫はのせているだけ)、この上に8ミリ厚のOSB(800×1820ミリ、ポーランド産)をのせて天板とする。
天板をのせない時の高さは660ミリで、今後、30ミリ厚程度の天板をのせること(この場合は、貫は必要ない)があっても、高さを700ミリ以下とするように寸法を決定した。今回は8ミリ厚の天板なので、およそ670ミリの高さのテーブルとなる。
二枚の板を中心で差し込んでいるだけなので、取り外せば板になる。全て組み立て式であり、釘金物など一切使用しない。これで最大7人座ることできるテーブルとなる。
*8ミリ厚のOSBを選択したのは、片面サンダー掛けしたものが見つかったこと、ポーランド産OSBは、カナダ産などに比べると使っている木材の破片が細かく、綺麗なことがその理由である。日本のヒノキ、スギを使ったOSBもあるが、わたしにとっては高価であったので使用しなかった。
*OSBとは、構造用下地材として開発された面材のこと。
*コの字型の脚は、見付け(見えがかり)がすべて100mmに見えるようにデザインされている。
by kurarc | 2017-03-26 12:13 | design(デザイン)