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祝 井の頭恩賜公園100周年

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井の頭恩賜公園(以下、井の頭公園)が今日で100周年を迎えた。

わたしは実家が公園から近かったこともあり、幼い頃から遊び場として馴染んでいた。吉祥寺方面へ歩いて行くときには、いつもこの公園を横切ることになるため、街路の機能も合わせ持っていたことになる。特に、中学時代の友人はこの公園近くに住居を構えていたため、庭先の延長のようなスペースであった。

玉川上水が井の頭公園を貫通していることも、この公園の魅力を引き立てている。玉川上水の土の小径は井の頭公園が外化し、延長した場所といっていい。

事務所を公園に隣接した場所に移したこともあり、このところ多いときには吉祥寺へ行くために井の頭公園内を2往復、3往復することもある。その都度、ほぼ同じ道を通るが、一向に飽きることはない。季節によって日々公園の様相は変化し、一日たりとも同じ景観ではないからである。

24歳の時、およそ1年の旅を終えて帰国し、井の頭公園を通り、実家に帰ろうとした時のことである。池は霧に埋もれ、幻想的な景観を帯びていた。霧に埋もれることは稀だと思うが、井の頭公園が、何か別の自然に変化したようで、感動したことを覚えている。それ以来、霧に霞む井の頭公園を見た記憶はない。

井の頭公園には、どれほど感謝してもしきれない。わたしのアイデンティティの一部といってもよい空間である。このまま、建築物を極力建設しないようにして、武蔵野を感じさせる環境を維持していってもらいたい。

*写真は、2017年4月30日の井の頭公園朝景。

by kurarc | 2017-05-01 16:49 | 三鷹-Mitaka