ジョギングしながらゴミを拾う人 輪島功一さん

地元でよく見かける奇才は二人いる。楳図かずおさんともう一人、輪島功一さんである。

最近、現場へ行く途中によくお会いする。今日も、現場の帰りにお会いした。「ご苦労様です」と声をかけると、輪島さんも挨拶をしてくれた。

なぜ「ご苦労様です」と言うのかというと、輪島さんは、いつもジョギングをしながらゴミ拾いをしているからである。ジョギングという個人的な行為とゴミ拾いという社会奉仕、社会貢献を同時に行うラディカルな人、それが輪島功一さんである。

井之頭公園のベンチに座っていると、近くに来て、訳のわからない世間話をして帰って行く時もあるが、輪島さんのことを知らない若い人は、狂人と思うかもしれない。わたしの子どもの頃、こうした狂人のような人は街頭にさまよっていた。現在は、福祉施設などに閉じ込められてしまうから、あまり出くわすことはないが、本来であれば、普通の生活の中で生きていくことが好ましいのだろう。

輪島さんはもちろん狂人などではない。輪島さんのナイーブさが、ジョギングとゴミ拾いという二つの行為をせずにはいられないのであろう、と思う。元世界スーパーウェルター級チャンピオンがジョギングだけをしていたのでは、世間とはなんの接点も持てないこともあるだろう。普通の人であれば絶対にやることのないこうした行為を平然とやり遂げている輪島さんは、尊敬すべき奇才である。

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by kurarc | 2017-11-04 11:57 | 三鷹-Mitaka

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