コーヒーか紅茶か

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カフェがあっという間に都市の中に定着した。知らない間に様々な業態のカフェが出没している。それに比べて、紅茶専門店の方は少し地味だが、こちらも確実に定着してきている。

地元吉祥寺には、意外にも紅茶専門のティールームが数多い。但し、紅茶はコーヒーに比べて一杯あたり(1ポットあたり)の単価が高いため、気軽に入るという訳にはいかない。2杯から3杯と量を飲むことができるので、一杯あたりの単価は安いと言えるが、およそ800円から900円/一杯が相場である。

最近、コーヒーに少し飽きてきたこともあり、紅茶に注目している。あまりにも紅茶について無知であったこともある。あのジョージ・オーウェルがこだわった紅茶の淹れ方までいかなくとも、わたしも少しは紅茶について詳しくなりたいと思うようになった。

先日、地元の知り合いの方と紅茶専門店に入ったが、ダージリンにしても農園の違い、ファーストフラッシュ、セカンドフラッシュといった摘む時期の違いなどによって全く異なる味であることを知った。紅茶の解説本によれば、ミルクティーのミルクにしても低温殺菌牛乳を使用することが欧米では常識であるという。低温殺菌牛乳は、ガゼインミルクというタンパク質が上部に浮かび、(この部分をクリームラインと呼ぶという)、このクリーム状の成分が紅茶に注がれることで、美味しいミルクティーが生まれるらしい。

あまり神経質にこだわりたくはないが、ある程度、紅茶についての見識を深めたいし、最近は、紅茶風呂などを楽しむようにもなり、紅茶の楽しみ方が増えている。様々な健康を増進する機能が紅茶にあることも注目している。コーヒーだけでなく紅茶(あるいは広義のお茶)文化について知識を深めていくことは、文化史の視点においても興味深く、今後が楽しみである。

*イギリスの紅茶文化はよく知られているが、そのイギリスに紅茶をもたらした国はオランダとポルトガル経由であるという。(『基礎から学ぶ 紅茶のすべて』磯淵猛著)ポルトガルからは、1662年、ポルトガルの王妃、キャサリン・オブ・ブラガンザ(ポルトガル名、カタリーナ・デ・ブラガンサ)がイギリスのチャールズ2世に嫁いだとき、薬として紅茶を持ち込んだことが、イギリスに紅茶文化をもたらすきっかけを与えたという。

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by kurarc | 2017-11-13 12:43 | gastronomy

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