(仮称)牟礼6丁目ディサービスセンター 建設過程-06

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今週、梁の耐火塗装(上写真)を確認した。今回の仕事では、1階食堂・機能訓練室と厨房、トイレ部分は天井内で防火区画しなければならない。通常は耐火被覆材を使用し、吹き付けて定着させる施工をするのだが、それを避けて、耐火塗装を選択した。

その理由は、周囲が住宅地であること、福祉施設であることが大きい。もちろん、現在アスベストは耐火被覆材に含まれていないが、周囲に被覆材が飛散することはどうしても避けられない。身体に影響がないにしても、周辺住民の方々はあまり気分の良いものではないだろう。耐火塗料であれば、そうした心配もいらない。耐火被覆材より単価が高いが、その方が総合的に考えて優れた選択と思えた。

周辺への配慮は、建築現場では常に求められる。よく問題となるのはアスファルト防水である。アスファルトを大きな釜で溶解させて塗るのだが、その時の匂いが強烈であり、近隣から苦情がくる場合が多い。(最近では、アルファルトを粘着させた防水材が使われることが多い。ガスバーナーでその都度溶解させて施工していくが、これも匂いは発生する)音の問題も苦情のタネになる。

建築をつくるということは、こうした近隣への配慮を考えていかなければならない。設計は、その土地で自己完結するものではないのである。建てる側からすると法規さえ守れば何をしてもよいではないか、と思いがちであるが、法規とは最低限の基準であることを忘れてはいけない。建築を計画するということは、その土地と周辺、そしてその街全体を含めて計画することが求められる。

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by kurarc | 2017-11-18 09:06 | 三鷹ディサービスセンター

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