冬の神代植物公園

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地元井の頭公園が日常使いの公園であるのに対して、神代植物公園は、植物を観察に出かけるための公園であり、年に数回は訪れたくなる。

今日は、この冬最後のバラとベゴニアなどを見に出かけた。バラはすでに終わりかけていたが、ドイツなど寒い地方のバラはまだ観察に耐えるだけの花を咲かせていた。冬らしく、「アイスバーグ(ドイツ)」(写真上)という白いバラが満開であった。

冬には温室が特に楽しめるし、落ち着ける。今の季節はベゴニア(下写真)が満開であった。色彩豊かなベゴニアは、何か自然の色彩とは思えないほど鮮やかで、人がつくったオブジェのようにも見える。中には香りを楽しめるものもある。ベゴニアのおかげで温室の中は華やいでいた。

こうした豊かな植物を味わえる公園も、寒いこともあり人影はまばらであった。ただし、それもわたしにとってはありがたいことである。こうした公園が人ごみになっては、落ち着いて植物を鑑賞できないからである。この公園には不思議とある周期で訪れたくなる。わたしは年に3、4回くらいだろうか。年2回のバラの季節、それに寒くなった冬場には必ず訪れている気がする。

バラを見ると思い出すのが、ポランスキ監督の『テス』という映画である。映画の中で、ナスターシャ・キンスキーがバラを捧げられるシーンが登場するが、そのバラとキンスキーの眼差しが同期するのである。わたしは庭付きの住宅に住んだことはないが、庭を持つとしたら、好きな香りのバラを育てると思う。そのため、今のうちに好きな品種を探しに神代植物公園に通っているのである。
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by kurarc | 2017-12-17 17:00 | 武蔵野-Musashino