明石書店より出版図書目録が届く

b0074416_20353769.jpg
明石書店より出版図書目録が届いた。エリア・スタディーズというシリーズの中で『ポルトガルを知るための55章』という書物に参加させていただいたこともあり、毎年のように送付いただいている。

目録を見ると、このエリア・スタディーズというシリーズもすでに159冊が出版されている。『ポルトガルを知るための50章』(当初は50章であった)はその12番目。シリーズの中ではかなり早く出版された。ほとんどが国単位で一冊というスタイルであるから、100カ国以上取り上がられたことになると思う。中には、都市や国の中の地域、また、『中国のムスリムを知るための60章』のようにテーマ別のものもある。

このシリーズだけでも大変な労力が必要だと思われるが、それ以外に、硬派な出版社として知られる明石書店の書物は重厚な内容のものが多いから、編集者は出版までさぞかし苦労されているに違いない。

本を出版するということは、必ず編集者と著者との付き合いから始まる。本とは人と人との出会いから始まるのである。建築もまったく同じ。何かを生み出すということは、人と人との様々な出会い、関係から生まれる。何かを表現したいという強い気持ちをもったものがこうした出版社のお世話になり、何かを訴えるために骨身を削って文章を書くことになる。

わたしも高々原稿用紙10枚程度の原稿を3テーマ書くのに、2ヶ月間、仕事をそっちのけでやっと書き終えた。文章とは不思議なもので、現在、このような原稿を書け、と言われても書く自信はない。その当時の初心の気持ちに戻ることはできないものなのだ。つまり、文章とは生ものであり、その生ものを閉じ込めたものが本という訳である。

by kurarc | 2017-12-18 20:32 | books