ギブソンのエレキギター

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エレキギターメーカーのギブソン社が苦境だという。アメリカではギター離れが進んでいて、ギターが売れないらしい。レコーディングなどもわざわざギターを弾くこともなく、ギターの音をつくることができるシンセサイザーやコンピューターでの打ち込みが当たり前になったこともあるのだろう。

ギブソンといえばレスポールモデルのギターが思い浮かぶ。ミュージシャンですぐに思い浮かぶのはわたしの場合アル・ディ・メオラだが、日本では渡辺香津美のアルバム『TO CHI KA』での音が思い浮かんだ。1980年にニューヨークで録音したCDである。この中の「UNICORN」という曲は一時コマーシャルにも使われた。天才ギタリストと言われた渡辺香津美がこのCDによって、渡辺の世界を築き上げた記念すべきCDである。

”TO CHI KA"とは、渡辺が当時飼っていた犬(写真下、ジャケットの裏面に登場)の名前。このCDの三曲目にその愛犬を思って作曲した「TO CHI KA」という名曲が収録されている。こちらは、オベーションのアダマスというモデルが使用されている。最近ではあまりお目にかからなくなったが、当時、流行ったギターである。このCD の中でもっとも好きな曲は「SAYONARA」だろうか。CDの中で、もっともスローなテンポの曲。録音された場所、ニューヨークへの別れを惜しむ様と新しい世界へと旅立っていくという二つのイメージを重ね合わせた感じの曲。フレットレスベースがこの曲によく合っている。

日本ではギターは売れているのだろうか?ギターを担いで電車に乗ってくる若者は相変わらず見かけるし、女性が担いでいる姿を見かけることも多くなった。わたしもトランペットだけでなく、もう一度ギターに挑戦したい。できれば、ジャズをギターで奏でられるようになりたいのである。
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by kurarc | 2018-03-09 17:40 | music