絵本『動物たちは、建築家!』

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この絵本は、地元図書館で偶然目に入った。絵本『動物たちは、建築家!』の文を担当したのはダニエル・ナサル氏でチリ生まれ、バルセロナで活躍する建築家、絵はフリオ・アントニオ・ブラスコ氏でスペイン、バルセロナ生まれのイラストレータである。

14の動物たちの巣のつくりかた、材料やなぜそのようなカタチになったのかを活き活きとした絵と文で説明してくれている。

河川にダムを造ってしまうビーバーの巣の断面が描かれているが、二つの出入り口の勾配を変化させているのがわかる。一つの出入り口は枝を運びやすくなだらかな勾配に、もう一つは水の中にすばやく潜れるよう急勾配につくられる。

ミツロウでつくられたミツバチの巣は、正六角形の小部屋が並ぶ。これは最小のミツロウで最大の空間を確保するためだという。さらに、花の咲かない冬に備えて花粉や蜜を蓄える貯蔵庫としての巣なのである。

チンパンジーは毎日移動する生活を営むため、毎日樹上に枝や葉でベッドをつくるのだという。1頭のチンパンジーは生涯に19000ものベッドをつくると言われている。

この絵本をみていると、人間以外の動物たちは、人間よりも優れた建築家であることがよくわかる。動物たちはわたしの先生であった。文を書いたナサル氏もきっとそのことに気がついたのだろう。


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by kurarc | 2018-05-25 21:56 | books

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