波へ 音と光

久しぶりに風邪をひいてしまった。やっと落ち着いてきたが、この間、頭の中にあったのは「波」についてである。

協力させていただくことになった音響設計事務所の所長さんからお借りした『騒音・振動環境入門』(中野有朋著)のまえがきに、「・・・人間は、まさに波間に漂う小舟のようなものである・・・」という文がある。これは、比喩でもなんでもない。この場合、「波」とは音(騒音)であり、振動であり、電波、電磁波、また、光という波etcなど様々な「波」の中に知らずのうちに囲まれている、ということである。

今年のわたしのテーマはこれらの「波」を数学的、物理的に理解すること(フーリエ解析など)、さらに、環境の中の波について理解すること、それらをどのように建築に昇華していくかについて考えること、特に、光についてはカメラを通じて考えてみること等々とすることにした。

我々は誰もがサーファーである、ということかもしれない。我々は様々な波をどのように乗りこなしていくのかについて無意識に学んでいる。それらをもっと科学的に捉え直すことが今年の目標である。音にしても、今までは感覚的につかんでいただけであった。楽譜を正確に読めばよいということでもないし、音楽理論をマスターするということでもない。音響設計に関わることは、音を物理的に解析できるような視点を持つことが要求されることになる。

「波」という言葉はなんと魅力的な言葉であろうか、「波」という言葉からどれだけの世界が広がっていくだろう・・・

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by kurarc | 2018-06-10 11:38 | nature

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