心身と鳥のさえずり

以前、高層階の病院に入院したときに気づいたが、朝、目が覚めても鳥のさえずりが聞こえないことが妙に不自然であったことである。井の頭公園近くに暮らしている、ということもあるが、朝、目が覚めると何らかの鳥のさえずり(鳴き声)が聞こえてくる。

鳥の鳴き声に興味を持って、野鳥を観察するようになったが、最近ではその鳥のさえずりがCD化され、本とともに販売されている。わたしも一冊もっていて、たまに、鳥の鳴き声を覚えるために聞くが、この本によれば、鳥の鳴き声を聞くと、セロトニンの分泌が促進されるのだという。

セロトニンは、脳を緊張、興奮状態にさせるノルアドレナリンやドーパミンと、抑制させるGABAのような神経伝達物質のバランスをとる役割があるのだという。つまり、心身のバランスをとるのに欠かせないホルモンなのだそうだ。さらに、鳥のさえずりは、高周波で、規則性と不規則性が混在したいわゆる「1/fゆらぎ」をもつことからも、心身をリラックスさせてくれる効果があるという。(『聞くだけで極上の癒し CDブック 心地よい鳥のさえずり』日本野鳥の会監修より)

わたしが鳥のさえずりに興味をもったのは、もしかしたら、心身の疲れを癒やそうと自然に身体が反応したのかもしれない。日常の中で鳥のさえずりを聞くためにも、樹木の高さを遙かに超えるような超高層ビルには暮らしたくない。鳥のさえずりが聞こえる程度の低層階の環境がわたしには向いていると思う。

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by kurarc | 2018-06-30 23:33 | nature

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