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映画『台北カフェ・ストーリー』

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台北でカフェをオープンした姉妹の物語。全く性格も生き方も異なる姉妹が、物々交換をテーマにカフェを営んでいく。その中で、「もの」にはそれぞれ固有の物語があり、「もの」の価値はそれぞれの記憶、思い出など人の心が決めるものだと気づいていくが・・・

魅力的な映画である。こうしたある意味で軽い映画が最近、心地よい。映画には映画監督の思い入れがあるのはわかる。しかし、その映画を観るものには重さに耐えきれないときもある。一時、キム・ギドクの映画を集中して観た時期もあったが、今は観ることができない。あまりに残酷なシーンが多く、なぜそうしたシーンを観せられなくてはいけないのか、と疑問に思ってしまう。

映画『台北カフェ・ストーリー』は爽やかさが残る映画である。姉は勉強を母から押しつけられ、妹は世界旅行を押しつけられ育ったが、今度は姉が世界旅行へ旅立つことになるが、その理由はなぜか・・・

映画の中の音楽がよい。また台湾のミュージシャンを発見した。雷光夏という女性のシンガーソングライターである。50歳?くらいの女性であるが、その声を聞くと50歳とは思えない。日本で言えば大貫妙子のような感じだろうか?アジア人のボサノヴァと言えるような語りかける音楽である。残念ながら歌詞はわからないが、映画とのコラボレーションが絶妙である。それにしても、やはり台湾は興味深い。

*この映画のストーリーは、映画の中の台詞にも登場する「カウチサーフィン」(海外旅行などをする人が他人の家に宿泊させてもらえるという仕組み)というシステムがヒント(下敷き)になっているようだ。

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by kurarc | 2018-11-15 22:17 | cinema