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松任谷正隆の映画音楽 『時をかける少女』

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35年ぶりくらいになるだろうか、大林宣彦監督の映画『時をかける少女』を観た。原田知世さんの声の瑞々しさにも感心したが、松任谷正隆さんの映画音楽が秀逸であることを再認識した。

時を超えることを経験してしまった少女の話だが、それによって悲しい過去や未来を先取りしてしまう。そうした切ない心情が見事に音楽に表現されていた。もちろん、それに加えて尾道という都市の起伏に富んだ空間と地形、佇まいも音楽と見事に調和している。

残念なのは、特殊撮影をした映像である。現在であれば、もっとシャープな演出にできるのだろう。あまりにも稚拙な映像ではあるが、それもこの映画の味の一つであろうか。

映画音楽では「ふれあい」がこの映画の心情を見事に表現している名曲である。この曲は映画ではヴァイオリンで演奏されるが、トランペット曲に変えて、わたしは早速この曲でリップスラーの練習をしている。最近の学園ものの映画は演出をやり過ぎているものが多いが、この映画くらいおとなしさがほしい。

音楽を担当した松任谷正隆さんは他にも映画音楽を担当されたものがあるのだろうか?あれば、その映画を観てみたい気がするが、この映画音楽は多分、彼にとって、特に成功した仕事であるに違いない。

by kurarc | 2019-03-16 22:17 | music