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ジョルジュ・ムスタキ 「ポルトガル」

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高校時代、ムスタキの音楽をよく聴いたことを思い出した。その頃、小椋佳さんがムスタキとレナード・コーエンの歌をよく聴くということを知り、わたしも聴くようになったのである。思えばこれがフランス語に出会うきっかけでもあった。

彼の曲で思い出深いのは、「わたしの孤独」、「希望」だが、彼のベスト盤に「ポルトガル」と題する歌があり、初めて聴いた。これは1974年のポルトガルのカーネーション革命を歌った曲で「植民地帝国に終わりを告げる」といった歌詞が含まれている。

ムスタキは政治的な歌を歌った歌手であったが、その声とメロディーはやさしく、ロックのような過激な音は使わなかった。根は詩人なのだと思う。詩にメロディーをつけたのだ。音の新しさを求める現代人には物足りない音楽に思えるかもしれないが、歌手には二通りのタイプ、つまり、詩人と音楽家の両方が存在していてかまわないと思う。

ムスタキは映画『死刑台のメロディー』にも楽曲「勝利への賛歌」を提供しているというが、わたしは気がつかなかった。今度、映画をみなおしてどのような曲であったのか確かめたいと思っている。

by kurarc | 2019-04-06 14:31 | music