エルブ・ド・プロヴァンス
スープにもマリナードにも共通して使用するハーブはエルブ・ド・プロヴァンスである。かつて、フランスのプロヴァンス地方を旅行したときには、このハーブを楽しむような料理は食べた記憶はないのだが、ギリシャ(クレタ島だったと記憶している)旅行の時に食べた料理が、このハーブに近い香りがして、その記憶を今でも持ち続けている。
このハーブを意識的に使うようになってもう10年近くになると思うが、いまだ飽きることがない。ローレル、ローズマリー、セイボリー、オレガノ、バジル、マジョラム、フェンネル、パセリ、タイムがわたしのよく使用するもの(上写真)には含まれている。プロヴァンス地方ではどういった調合かは正確にはきまっていないようだが、このハーブの匂いになぜか惹かれる。母親がこのハーブをつかって料理をつくっていたわけではないので、母の料理の記憶でもない。単に好きな匂いなのだと思うが、異国的な香りであり、日本的な香りではないという魅力だと思う。
by kurarc | 2019-04-10 19:36 | aromascape(香り)