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ブラックホール

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ブラックホールの撮影(上写真)に成功したというニュースが飛び込んだ。最近の天体に関する業績にはめざましいものがある。天体にうといわたしでさえも、天体に興味が引きつけられる。アインシュタインのことばかりが報道されるが、ブラックホールの入門書などを渉猟していると、そもそもアインシュタイン以前の18世紀、ニュートン力学によって、暗黒天体がイギリスの天文学者ミッチェルやフランスの数学者ラプラスによって不完全ながら考えられていた。

今年はちょうどイギリスの天文学者エディントンがプリンシペ島で日食を観察し、「光の曲がり」を観測、一般相対性理論を実証して100年という記念すべき年にもあたるという。ニュートン力学では水星の軌道計算(水星の近日点移動の問題)が正確に計測することができなかったが、重力の概念を物体間の引力から空間の歪みという概念に変換した一般相対性理論により、その軌道計算が正確に算定されることで、20世紀、ニュートン力学はアインシュタインの力学へ転換することになる。第一次大戦の最中にこうした大きな研究、発見をやり遂げたことは特出すべきことだが、一般相対性理論をいち早く理解し、ブラックホールの存在を予言するブラックホール解を発見したドイツの天文学者シュヴァルツシルトは、第一次大戦の犠牲となったことは天文学の進展に大きな損失を及ぼしたに違いない。

はやぶさといいブラックホールの撮影といい、今年は天文学、宇宙から目が離せない年となりそうである。それにしても、ブラックホールとは本当のところどのようにしてできるのだろう?地球を角砂糖1粒の大きさに圧縮していくとブラックホールができるというが、それはなぜなのか?物質と反物質とはなになのか?宇宙の対称性とはなになのか?etc.・・・宇宙に対する興味が膨らむ1年になりそうである。(以上、『ゼロからわかるブラックホール』(大須賀健著)より)

by kurarc | 2019-04-13 19:36 | nature