ジャズ・トランペッター トニー・グラウシー(Tony Glausi)

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ビル・エヴァンスの映画が昨日封切られた。最近はジャズ・ミュージシャンの映画が数多く製作されている。ジャズは、映画『LA LA LAND』でもすでに終わった音楽のように紹介されたが、実は、また力を取り戻しているように思う。

わたしも再びジャズの学習を始めた。もちろんトランペットでだが、改めてジャズのフレーズや響きを感覚的につかむこと、ジャズ理論などを頭に描きながら、クリフォード・ブラウンやブッカー・リトル、チャット・ベイカー、フレディ・ハバードらの1950年代の名盤あたりから聴き直している。その中で、若手のジャズ・トランペッターのクリエイティブな音楽にも特出するものが現れてきたことを感じる。その中でも特に注目しているのが、トニー・グラウシー(Tony Glausi)という白人のトランぺッターである。若干24歳の若さで、すでに名盤と呼べるような録音を残している。

わたしがもっているのは、『IDENTITY CRISIS』というCDだが、4曲目にブッカー・リトルに対するオマージュとして、彼の作曲方法からインスパイアーされた曲をつくるなど、多彩な音楽づくりが目につく。感性の豊かなミュージシャンなのだろう。CDの中に曲のコンセプトが平易な英語で書かれていて、好感を持てた。

by kurarc | 2019-04-28 00:25 | music