人気ブログランキング |

平成を振り返る

平成が終わろうとしている。平成がはじまった年を振り返ると、わたしにとって第2のステップがはじまろうとしていた年だったような気がする。昭和は、わたしにとって建築の基礎を学習した時代であったとすれば、平成は建築をはじめ、様々な興味を掘り下げた時代であった。

社会人を4年ほどやり、建築学科を卒業した訳ではなかったため、建築の学習不足を感じて、大学院に入り直したのが平成元年(1989年)であった。それから1991年までの2年間は我ながらよく勉強したと思う。ちょうど28歳から30歳までの間である。修士論文は幸運にも日本建築学会修士論文賞を受賞した。仙台での授賞式に参加したが、ホテルはどこも予約が取れず、やっとのことで探した宿は窓のない3畳間ほどの宿であった。仙台駅近くにあったが今はないに違いない。

ベルリンの壁崩壊も衝撃的であった。壁のあったベルリンを旅していたこともあり、また、東ベルリンを体験してもいたからである。修士論文では、そのベルリンのジードルンク(社民党政権下の集団住宅)がサブテーマであったから、わたしにとってはなおさら印象深い出来事であった。余ったマルクを何に使うか迷ったあげく、東ベルリンの楽器店で購入したフェルナンド・ソルのクラシック・ギターのピースは今でも手元にある。

その後、Y事務所で2年、1級建築士となり、T大助手として2年、リスボンで2年、帰国してから鎌倉で12年、そして、生地の東京都三鷹市に戻ってからの7年がわたしのおおまかな平成である。

昭和の時代を28年、平成を30年、次の令和では人生の締めくくりをしなければならない。今まで以上に緊張感をもち、仕事に取り組むとともに、興味のあること、有意義なことすべてに全力をそそいでいきたい。



by kurarc | 2019-04-30 00:12