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沖縄 原点への旅

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22年ぶりに沖縄を訪ねた。1984年から85年にかけて沖縄で働いていたときお世話になった建築家末吉栄三さんが亡くなられ、そのお墓参りを兼ねて、5日間滞在した。梅雨の時期ではあったが、幸い建築を見学中に雨に降られることもなく、傘を使うことはなかった。

那覇市内中心部の変貌ぶりには驚かされ、モノレールにも初めて乗った。都市部は物質的には本土並みに整えられ、東京と変わらないが、相変わらず時間の流れ方は穏やかである。

今回は末吉さんの仕事を中心に見学し、また、いつも沖縄でお世話になる建築家の山田正永さんの仕事も見学させていただく。その他、北部大宜味村まで車を走らせ、過去に訪ねた集落や建築を含め見学してきた。

末吉さん、山田さんの仕事は小学校、中学校、幼稚園など学校建築が多く、それぞれ見学先で沖縄の子供たちにもふれ、その人なつっこさ、明るさに元気をもらってきた。那覇市内の学校は末吉さんをはじめとする建築家たちの努力もあり、東京の学校建築にはみることができない豊かな空間づくりに成功している。

いつもながら末吉さんの事務所の先輩や、今回は末吉さんの息子さん、末吉礁君とも多くの時間を過ごすことができ、沖縄について多くを教えていただき、充実した滞在となった。わたしの方は東京での生活に追われ、沖縄についての学習を怠っていたことに改めて気づかされた。

沖縄はわたしが社会に出て初めて過ごした場所。これからもこの場所を大切にし、もう少し頻繁に訪れることができるようにしたい。

*写真は那覇市前島の「ふみや」という料理屋。わたしが沖縄で働き始めた初日に末吉さんに連れてきていただき、「ジューシー」と「イナムドゥチ」をご馳走になった。この味が忘れられず、沖縄を訪れるときにはいつも立ち寄る。今回も初日と最終日に立ち寄った。35年前と変わらない味と店構え。次に訪ねられるのはいつだろう。


by kurarc | 2019-06-02 09:46 | architects