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ジョアン・ジルベルトのギター 驚異的なコード進行

仕事合間をぬって、ギタリスト鳩山薫さんによる『ジョアン・ジルベルト ボサ・ノヴァ・ギター完全コピー』を練習している。

今日はアントニオ・カルロス・ジョビンの名曲「SAMBA DE UMA NOTA SO(ワン・ノート・サンバ)」(正確には、SOのOにアセント・アグードがつく。)を練習する。シンプルなメロディーとして知られるこの曲に、ジョアン・ジルベルトは、日本人(わたしの)のハーモニー感覚では考えつかないようなコード進行をデザインしている。

Aメジャーのサンバは、「ミ」(Ⅴ度)のワンノートからはじまり、B♭7(♭5)で終わり、メロディーが「ラ」(Ⅰ度)へと展開、この展開の最後は普通であればB♭7(♭5)で再び終わってA△7で解決すると考えるが、ジョアン・ジルベルトはB♭△7(メジャー7)に変化させているのである。つまり、7度の音を半音上げて、より軽快なメロディーのサビへと連続させているのである。

こうしたデリケートなハーモニーを1950年代にギターで弾きこなしていたのだから、驚かされる。それも歌を歌いながら。ブラジル人のこうしたハーモニーの感覚を身につけたいものである。

by kurarc | 2019-06-06 21:23 | music