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ジョン・ルーリーの絵画 (2019)

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ジョン・ルーリー、わたしにとっては映画『パリ、テキサス』の中で突如登場する怪物のような男性、それがジョン・ルーリーとの出会いであった。

サックス奏者でもあった彼が、ライム病という難病におかされ、映画や音楽をあきらめ、絵画を描いていることを知ったのは10年ほど前のことである。2010年にワタリウム美術館で個展があったようだが、そのときには観ることができなかった。現在、再度ワタリウム美術館で個展が開催されているため、見学してきた。

古いものから最近描かれたものまで数多くの絵画を観ることができた。色彩が最近のものは明るく変化しているように感じた。また、細胞や遺伝子をモチーフとした?ような絵画が目立った。彼は現在も抗がん剤を続けているようで、副作用に苦しめられているようだが、その苦しみを解放していくような絵画の色彩感覚とその絵画に添えられた軽妙なポエムのような画題は相変わらずであった。

彼の絵画は、よく素人がうまく描こうとして描く絵画とは異なり、夢の中の世界のようであり、その色彩のバランスが絶妙である。作品集をもっているが、やはり実物を観るに限る。

*上画題「お尻みたいな花を咲かせた木、また満開」

by kurarc | 2019-06-16 21:21 | art