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ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ トランペット界のミューズ

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武蔵野市民文化会館小ホールにて、ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(仏)のトランペット・リサイタルを聴く。

弱冠19歳の新人トランペット奏者であるが、その音色と演奏技術、そして、パフォーマンスは独創性に満ちていた。黒のミニスカートのような出で立ちで現れたルシエンヌは、裸足でステージに登場した。そして、演奏中も絶えず脚をうごかし、身体をくねらせながら、リズムをとるようなスタイルで演奏した。

ファリャの「7つのスペイン民謡」はじまり、ピアソラの「オブリヴィオン」、サン=サーンスの「白鳥」といったよく知られたレパートリーから、ハワード・ブレイクの「ウォーキン・イン・ジ・エアー」といったポピュラーな曲まで幅広く演奏された。

特にB♭トランペットの高音の響きは伸びやかで、美しい音色であり、音の抑揚のつけ方、曲の歌い方など完璧といってよい演奏であった。

とんでもない実力をもった女性のトランペット奏者が現れた。トランペットの演奏会は未だにコアなファンが多いと思うが、彼女のような演奏を聴くと、もう少しトランペットから遠かった音楽ファンの心をつかめるのではないか。ラテン娘、恐るべし。

by kurarc | 2019-07-13 17:20 | trumpet