CORCOVADO

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アントニオ・カルロス・ジョビンが作詞作曲した『CORCOVADO (コルコバード)』という曲が大好きである。ギターで弾いていてもコード進行が心地よい。特にジョアン・ジルベルトのギターのコードの使い方が非常に優れていて、この静けさを歌った曲によく合っている。

この歌詞に注目してみよう。CD『ジョアン・ジルベルトの伝説』で国安真奈さんの訳詞はかなり意訳であり、ここまで拡大解釈してよいかわたしには迷うくらいであるが、この歌詞の本質を伝えている。

『CORCOVADO (コルコバード)』の歌詞の大意は、愛すべき人に出会えた幸せを歌ったこと、そして、生きる場所を見つけられた喜びを歌ったものといえる。

また、” O Corcovado (コルコバード)”や"O Redentor(キリスト像)"という歌詞(単語)と"Descrente"(不信心の、不信仰の)という単語が対比的に扱われているように思う。この歌を歌う男性は、無信仰であるという想定のように思えるし、そのことを反省しているようにも思える。

部屋の窓からは、リオ・デ・ジャネイロのコルコバードの丘(上写真)が見えるのだろう。そして、この像が見える場所こそ、自分の生きる場所である、ということに初めて気づく。

この歌は、そうしたキリストに目覚める青年の歌、のようにも捉えられるような気がする。

by kurarc | 2019-07-29 23:46 | Brazil(ブラジル)