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ポスト・バークリー・メソッド

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自分なりに現代の音楽理論の学習をし始めたが、やっと同時代の音楽状況がある程度つかめてきた。菊池成孔氏と大谷能生氏著による著書『憂鬱と官能を教えた学校』がその回答を用意してくれている、ということである。

この著書は、バークリー・メソッドに触れており、そのベースとなる理論づけがナディア・ブーランジジェにより行われたことが示されている。彼女は、菊池によれば、バッハに帰って、現代音楽理論を再構築しようとした新古典主義者として位置付けられている。

つまり、調性音楽の再構築を行おうとしたということであり、その延長線上にバークリー・メソッドがあるということである。

現代ではMIDIといったデジタル化の時代に進化したこともあり、バークリー・メソッドはもはや過去のものとなりつつあるということである。

著書『憂鬱と官能を教えた学校』がポスト・バークリー・メソッドのパースペクティブを与えてくれていることが見えてきた。この著書を読めば、やっと、同時代の音楽理論への見通しがつきそうである。


by kurarc | 2019-10-05 22:06 | music