移住計画

昨年末から日本国内を旅することが多くなった。地方都市を訪れるたびに思うことは、わたしはなぜ東京に住んでいるのだろうか?ということであった。先日、久しぶりに訪ねた福岡の印象がはなはだ良かったこともあり、還暦になる頃、どこか地方都市へ移住するのも悪くないのではと思うようになった。

地方都市の良いところは、自然と都市化というものがうまく共存していることである。福岡についていえば、街を歩いていて海を感じられること(自然が近いこと)、電車が混まないこと、食べ物が美味しいこと、都市がコンパクトであり落ち着いていること、アジア諸国(沖縄含む)に近いことetc.である。もちろん、東京にしかないサービスは福岡では期待できないが、すでに、歳のせいもあり、過剰な情報は必要なくなってきている。必要なのは自分の時間を充実させることである。東京は自分を犠牲にする都市であり、自分を見失うような都市であるとも言える。

もうここ(東京)に住む必要はないのではないか、と今さらながら気が付いてきたのである。但し、わたしは山奥や誰もいないような海辺などに住もうとは思わない。他者と負担にならない程度のコミュニケーションは取りたいし、映画館くらいは行きたい。

それでは、神奈川や埼玉、千葉でよいかというと、そうではない。これらはわたしにとって東京に住むことと変わらない。東京の文化圏であり、東京の呪縛から逃れられないから、そして、人が多すぎるから。

移住ばやりではあるが、本当に考えてみてもよいと思うようになってきた。

*20代の頃、福岡の磯崎新さんOBの方の設計事務所に面談に行ったことがあった。そこでは採用にならなかった。そこで、採用になっていたら、福岡に今でも暮らしていたのかもしれない。

by kurarc | 2019-10-23 22:43